大学を卒業し23歳から24年間、理学療法士という仕事をしてきました。
最初に働いたところは、障害児に対して『療育』(治療と『育み』という意味があります)を行う施設でした。そこでは、ボイタ法という治療技術を中心に治療が行われており、私も『治療』を行う理学療法士として第一歩を踏み出しました。また、日本で初めて行われた『モビリゼーション』の正式な認定研修コースにも3年間に渡り参加しました。今思えば理学療法士としての最初の基礎を『治療』という形で始められたとは幸運なスタートだったと思います。
7年間お世話になった後、若気の至りで1年間休職し好きなことをして、次に就職したのは高齢者のリハビリテーションを中心とした病院でした。そこでは管理職でしたので大変でした。まあ、いろいろなことを経験させていただきました。介護保険の分野でも、老健以外は経験させて頂き、介護保険の良いとこ、悪いとこも知っているつもりです。介護保険で行われているリハビリは、『ケア』であり『治療』ではありません。やはり、ボイタ法は継続させて頂き、成人疾患に対しても治療技術として行いました。
そして13年間働いた後、今は急性期病院にて主に整形外科疾患の術後のリハビリテーションを中心に行っています。
リハビリステーションからだ相談室は、ほんとうのリハビリテーションや理学療法をわかってもらいたいという思いで始めました。
それを必要としている方はたくさんいらしゃいます。しかし、日本のリハビリテーションの現状は、介護保険の影響や行政の施策による理学療法士の大量養成により、治療を知らない理学療法士が増えています。リハビリは、病院では医師の指示のもと行われることになっていますが、リハビリテーションも理学療法も知らない医者がほんとうにたくさんいます。今の日本の医療行政では、リハビリテーションが医学として発展する可能性はゼロでしょう。なぜなら、リハビリを医学にすれば医療費が跳ね上がるからです。
私の日々診療で出会う患者さんの中で、『何とかしたいんだけど、頑張りたいんだけれど、何をどうしていいか分からない』という患者さんに時々出会います。この方達に共通するのは、『やったことがない』ということです。自分のからだに対し可能性を引き出すことをやり切ったことがないのです。当たり前のことですよね。誰も教えてくれないのですから…
そんな患者さん方と一緒に汗をかき、可能性を引き出すことをすると、結果が出ようが残念な結果になろうがその方々は満足な表情をされます。
人は、何もしないで自らの可能性を諦めたくないのです。人が抱えている悩みや疑問はそれぞれ違います。何とかしたい、変わりたいという思いはみんなが持っているものだと思います。しかし、それを表に出さず、そして何もしないで諦めて行く…悲しいことです。
何とかしたい、変わりたいという思いを解決する方法、それは、やってみるしかないのだと思います。
私は理学療法士です。理学療法士の専門は運動です。運動に対し、アプローチし変えることが出来ます。(運動を変えられるのが、変えることにこだわれるのが理学療法士だと思っています。)
また、からだが変われば、こころも変わります。(この言い方は、スピリチュアルみたいで好きじゃないんですが・・・実際、からだの調子がいいと気分もいいですよね。意欲も湧いてきます。私の言っているのは、そんな現実的なものだと思ってください。)
運動が変わり、こころが変わり、生活が変わり、人生が変わる。
なんかだいそれてますが、これは事実だと思いませんか?理学療法士には、そんな能力と、そして、人生までを左右する責任があるのだと思います。
ほんとうの理学療法を、ほんとうの リハビリテーションを、
求める方に提供したい!
こんな風にしたら、あなたは変われるということを伝えたい!
それを実現することが私のこれからの仕事だと思い、リハビリステーションからだ相談室を始めました。 ぜひ一度、訪ねてみてください。 お待ちしております。
平成23年9月1日 坂本一郎